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PROGRAM OF TRAINING

卒後臨床研修プログラム

PROGRAM

初期研修プログラム

京大病院での初期研修では、6パターンの卒後臨床研修プログラムの中から選択することができます。2年目には最大11ヶ月間眼科を選択することが可能です。眼科を志すことが決まっている方は後期研修を先取りすることができます。
詳しくは京都大学病院ホームページに公開中です。

後期研修プログラム

当教室では「京都大学大学院医学研究科眼科学専門研修プログラム」を提供しています。本プログラムは京大病院と京大眼科の関連施設である専門研修連携施設で行われます。1年間の定員は10人です。詳しくは京都大学大学院医学研究科眼科学専門研修プログラムをご覧ください。

また、「大阪市立総合医療センター眼科・小児眼科専門研修プログラム」、「大阪赤十字病院眼科専門研修プログラム」、「兵庫県立尼崎総合医療センター眼科学専門研修プログラム」、「倉敷中央病院眼科専門研修プログラム」を選択した上で、京大病院で研修を開始することも可能です。

後期研修の特徴

後期研修では、3年間で眼科診療に必要な基礎的な知識や手術手技の習得を目指します。4年目からは、専門分野の研修を行い、サブスペシャリティーの技術・知識の習得を開始します。そうして、5年目での日本眼科学会専門医の取得を目標とします。

基本パターンとして、最初の1年間は京大病院で外来、病棟での診察、処置を通して基礎知識、基本技術の習得をめざした研修を行います。その後の2年間は専門研修連携施設(関連病院)で眼科診療を実践し、幅広くレベルアップをめざした研修を行います。この3年間の研修により、外眼部手術、白内障手術技術の習得を目指しています。4年目はそれまでに習得した知識、技術を生かして高次の眼科医療を経験し、サブスペシャリティー領域の研修を開始します。

そして、5年目で日本眼科学会専門医試験を受験し、専門医を取得します。
また、眼科学についての研究を希望される方については、4年目頃から臨床研修と並行して医学博士取得のための基礎研究、臨床研究を行う大学院コースも準備しています。後期研修中に大学院に進学した場合も5年目に専門医試験受験が可能です。

後期研修の目標(抜粋)

1年次(卒後3年目):京大病院にて研修

  • 各種眼疾患についての症状、経過についての知識と理解を深め、適切な問診を行います。
  • 視力検査、眼底検査、細隙灯顕微鏡検査、眼圧測定などの眼科一般検査の原理を理解し、実際に行います。
  • 各種視野検査、蛍光眼底造影検査、光干渉断層検査、角膜内皮細胞検査、超音波検査、各種斜視検査などの眼科特殊検査の原理、評価方法を理解します。
  • 幅広い分野の眼科疾患の診断や治療方針の基礎を学びます。
  • 指導医とともに幅広い分野の眼科疾患の患者を受け持つことにより、術前・術後管理の方法、処置をマスターします。
  • 手術助手として手術に参加することにより、各眼疾患への病態理解を深め、手術手技を理解します。
  • 豚眼などを用いた手術実技訓練を行います。
  • 白内障手術等の部分執刀を指導医の指導の下に開始します。
  • 網膜光凝固、後発白内障手術、虹彩切開術等の治療の原理、方法を理解し、指導医の指導のもと、実際の治療を行います。
  • 学会、研究会に参加し演者として発表します。可能であれば論文の執筆を行います。
  • 4月、10月、3月に自分の習得項目の達成度を「修練医習得項目2018版」でチェックします。

2年次(卒後4年目):専門研修連携施設にて研修

  • 単独で外来診療および病棟患者を受け持ち、指導医の指導を受けながら、軽症疾患の診療方針の決定、検査、処置、レーザー等の手術を行います。
  • 外眼部手術、白内障手術等の執刀を指導医の指導の下に行います。
  • 学会、研究会に参加し演者として発表します。

3年次(卒後5年目):専門研修連携施設にて研修

  • 単独で外来診療および病棟患者を受け持ち、一般的な疾患の診療方針の決定、検査、処置、レーザー等の外来手術を行います。
  • 外眼部手術、白内障手術等の執刀を単独で行います。手術合併症の処置を自ら行うことができるようになります。
  • 学会、研究会に参加し演者として発表するとともに、論文の執筆をします。

4年次(卒後6年目):専門研修連携施設にて研修・京都大学大学院に進学

  • 各専門分野における最新医療についての理解を深めます。
  • 網膜硝子体手術や緑内障手術等などの専門性の高い手術も経験し、サブスペシャリティー領域の研修を開始します。
  • 希望者は大学院に進学し、学位取得に向けて眼科基礎研究・臨床研究を開始します。
  • 学会、特に専門学会で演者として発表するとともに、英文論文の執筆をします。

5年次(卒後7年目)

  • 6月に日本眼科学会専門医認定試験を受験し、専門医を取得します。

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