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私自身、6回生の時に、当時の教室の女性スタッフの先生方が子育てをしながらいきいき働いておられるのが印象的で、”眼科医になって後悔したことはない”という言葉に後押しされて、眼科に入局することに決めました。目はとても美しく、中枢神経、そして血管を直接見ることのできる唯一の組織です。目だけ見ていては飽きるのではないかと思ったこともありました。しかし、網膜一つをとっても奥深く、いまだに知らないことがいっぱい、いくらでも学ぶことが出てきます。そして、眼科のだいご味は、高齢化の社会、どなたにでもでてくる白内障を、眼科医なら手術にて“治す”ことができるという事です。見えなかったものが見えるようになる、という事は、患者さんにとってもとても喜ばしいことで、非常に感謝していただけます。診断から治療まで一貫して自科でできるのも、眼科の大きな特徴です。また、オンとオフの区別をつけやすい科でもあります。そのためか、多彩な才能を持った先生も多くいます。そして、女性にとっては、仕事を続けやすい科であることは間違いありません。

バーベキューパーティーの一コマ(幼稚園ができそうです・・)

子連れ女子会の一コマ
京大眼科は、個々人の考えを大切にしてくれる教室です。手術をバリバリしたければ、そのような進路を、手術よりも診断や薬での治療に興味があれば、そのような進路をとることができます。また、研究に興味のある場合には、基礎的な研究から臨床研究まで幅広く経験ができまし、より基礎的な研究をやってみたいという希望があれば、基礎の教室に参加することも可能です。将来の選択肢が非常に広いという事は、大きな利点です。誰しも、10年後、20年後どうなっているか、何を考えているか、今の段階ではわかりません。
そして、京大眼科には、若い人が年長者に意見することを嫌わない雰囲気があります。皆で切磋琢磨、知識を深め、技術を磨いていく、そのような伝統があります。
また、子育てをしながら働いている女性眼科医が非常に多いのも、京大の特徴です。子育てにどの程度自身でかかわりたいか、あるいはどの程度仕事に時間をさけるかは、十人十色。私自身も2児の母として、ある時は育児休暇や時短勤務を希望通りに取らせてもらい、現在でも当直を免除、夕刻以降のカンファなども努力参加とさせてもらうことでここまで続けてくることができました。それぞれの状況や希望に応じた配慮をしてくれる環境があるからこそ、そして、同じような境遇の同士が大勢いるからこそです。
このように、魅力にあふれた京大眼科で、是非とも皆さん一緒に働きましょう。