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CARRIER DEVELOPMENT

キャリア形成プラン

「眼科✕京大」という選択肢

大学院
沼 尚吾

  • キャリアを続けていく上で、どのような障害があったかを教えてください
  • その時にどのようなサポートを受けましたか
  • 今の勤務の状況や今後の勤務への希望を教えてください
  • 京大眼科で研修するメリットを教えてください
  • 後輩になられる方に向けて、アドバイスをお願いします

MESSAGE

大学6回生の時まだ眼科研修を決めていなかった私は、可能な限り選択の余地を残せるように、初期研修ローテートにおける「自由選択期間」が一番長い、つまり様々な診療科を見て回れる、母校の大学病院を初期研修先として選択しました。いくつかの診療科と悩んだ結果、初期研修中に7ヶ月間ローテートした京大眼科を選択しました。

「眼科」を選んだ決め手は3つありました。①内科と外科の両要素を兼ね備えていること、②病変を直接自身の目で診ることができ、視力というQOLに直結する数値化可能な(つまりごまかしが効かない)アウトカムを持つこと、③いわゆる「ワークライフバランス」に優れていること、でした。

研修後、1年目は京大眼科にて後期研修医として数多くの同期(10人(うち他大学卒業生が6人を占めます))と共に診察の基礎、カルテの書き方・描き方から手術介助までの修練を積み、2年目は関連病院である大津赤十字病院にて外来・手術の貴重な経験を積んで、3年目に大学院生として大学に戻ってきました。

関連病院にたった1年しか所属せず卒後5年目で大学院に戻ることに対して少なからず葛藤がありましたが、迷ったときには『身を置く環境を変えることで成長し、選択の幅を広げられる』という諸先輩方の言葉に照らし合わせて考え決心しました。

同様に「京大」を選んだ決め手も3つあり、①西日本広域に多くの大関連病院を持つこと、②研究が盛んで海外学会参加・海外留学にも積極的であること、③元教授である吉村長久先生が教室員全体への配慮に富んだ方であることが(まだ1年と居ない当時の私にでさえ)よくわかったこと、でした。

この体験談を書かせていただいている時点でまだ大学院に戻って3ヶ月が過ぎたばかりですが、実臨床レベルですでに定着したことを日々実践する際の頭の使い方と、先端的な研究・医療に携わって実際に手を頭を動かすやり方は、あまりに違い、非常に強い刺激を受ける日々を過ごしております。

これから初期・後期研修医、大学院生になろうとされておられる方々は、私見ですが、『可能な限り選択の余地を残せるように』選択を考えられてはいかがでしょうか。そしてその選択をする際において、診療科として、教室として、「眼科✕京大」という組み合わせは人生を豊かなものしてくれる一つの選択肢として、間違いないものだと思います。学生の方も研修医の方も、京大眼科について何か知りたいことがあれば、お気軽にいつでも問い合わせください。

  • 沼 尚吾 Shogo Numa
  • 京都大学医学部医学研究科大学院 眼科学
  • 京都大学(平成25年卒)