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CARRIER SUPPORT

キャリアサポート

個々の状況や、ライフステージに応じたキャリアアップが実現できると思います

京都大学眼科学教室
田川 美穂

  • キャリアを続けていく上で、どのような障害があったかを教えてください
  • その時にどのようなサポートを受けましたか
  • 今の勤務の状況や今後の勤務への希望を教えてください
  • 京大眼科で研修するメリットを教えてください
  • 後輩になられる方に向けて、アドバイスをお願いします

MESSAGE

私は、京都大学医学部附属病院で研修後、天理よろづ相談所病院で臨床経験を積ませて頂き、大学院へ進学しました。現在は、京大病院で“キャリア支援診療医”として非常勤で勤務しております。

大学院では、黄斑疾患(pachychoroid関連疾患)の臨床研究と、網膜色素変性に関するiPS細胞を用いた基礎研究に従事し、大学院1年目と4年目に妊娠出産をしました。育児と研究の両立は、時間に追われながらも充実した日々を過ごさせて頂き、とても貴重な経験となりました。出産後もこれらの研究を継続することができたのは、指導医をはじめ教室の先生方、家族のサポートのおかげです。教室の先生方には、当直業務の免除をしていただいたり、外勤先を配慮いただいたり、また子供の急な発熱などで欠勤の際には業務を代行いただいたりと大変お世話になりました。大学院の先生方には多くの負担を担っていただいたことに感謝しております。

大学院後の働き方については、私自身とても悩みました。2人の子供たちが未就学児であったこともあり、キャリア支援診療医として大学での勤務を選択しました。キャリア支援診療医とは、子育てや介護が必要な医師の勤務を支援する制度によるもので、週何日、何時間働くかを自由に設定できます。個々の状況に応じて勤務を継続できることはとても恵まれた環境だと思います。

京大眼科は教室全体で、女性医師が働きやすい環境を整えており、個々の事情にも柔軟に対応してくれます。実際に育児中の女性の先生方も多いです。先輩の先生方にいろいろと相談に乗っていただける環境は心強く、いつも貴重なアドバイスはとても参考になります。また最近は、COVID19感染拡大により、保育園の急な休園で休務せざるを得ない状況が何度かありましたが、その都度、状況に応じて教室のみなさんがサポートしていただけたのは大変ありがたかったです。

  • 田川 美穂 Miho Tagawa
  • 京都大学医学部附属病院 眼科
  • 山梨大学医学部(平成19年卒)