NEURO-OPHTALMOLOGY

神経眼科外来

- 毎週 水曜日 午前

MEMBER

須田 謙史、田川 美穂、中野絵梨、柏井 聡

CLINICAL OUTLINE

当外来では、視神経疾患(視神経乳頭腫脹や視神経乳頭萎縮の原因疾患の検索、原因不明の視機能障害の原因検索、および治療)及び眼運動神経麻痺や外眼筋障害などの眼球運動障害(両眼性複視の原因疾患の検索、および治療)などのいわゆる神経眼科疾患に加えて、眼窩炎症性疾患などの眼窩疾患も担当しております。他の眼科領域とは異なり、治療のタイミングを逃せば重篤な転帰をたどる症例もあるため、脳神経外科、神経内科、内分泌内科、放射線診断科など他科との連携を密にし、診断・治療にあたっております。特に、側頭動脈炎などを背景とする動脈炎性虚血性視神経症(無治療であれば反対側の未発症眼にも高率に発症します)や、抗AQP4抗体陽性視神経炎などの一部の難治性視神経炎(通常の特発性視神経炎は、無治療でも自然寛解することが多いですが、難治性視神経炎では全身ステロイド治療などの積極的な治療を行う必要があります)は、早急に治療介入が必要な病態ですので、これらの疾患に適切かつ迅速に対応ができるように、チーム医療を心がけております。その他、急性期をすぎた患者さんにつきましても、原因がわからない症例に対して、大学病院だからこそ施行できる検査もありますので、ご紹介いただけましたら幸いと考えます。