CATARACT

白内障外来

- いずれの外来でも対応しております

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CLINICAL OUTLINE

当院では白内障手術につきましても、全例入院手術で対応しております。手術適応は、矯正視力だけでなく、角膜・眼球の高次収差などの客観的データと、患者さんの自覚症状を照らし合わせて決定しております。トーリック眼内レンズや多焦点眼内レンズを検討する場合には特に、前眼部OCTを含めた複数の機器で角膜形状解析を行って、ダブル・トリプルチェックを行うようにしています。

使用眼内レンズにつきましては、単焦点レンズとして6mm径シングルピース非球面(4社、うち2社はトーリック対応あり)・6mm径スリーピース非球面・7mm径スリーピース球面を常備し、-7.0Dのローパワーから+30.0Dのハイパワーまで対応できるようにしています。切開幅は使用眼内レンズを選ばない2.4mmを基本としつつ、2.0mm切開創からの6mm径眼内レンズ挿入や、2.4mm切開創からの7mm径眼内レンズ挿入も行っています。

核硬化が進行した白内障症例でも、超音波の縦横発振を効率的に切り替えるシステムを用いて、より低侵襲な手術を行っております。小瞳孔症例には状態に応じて瞳孔括約筋ストレッチ・括約筋切開・虹彩リトラクターで対応し、チン小帯脆弱例ではカプセルエキスパンダーや水晶体嚢拡張リングを必要に応じて使用することで、より安全な手術を行うようにしております。水晶体亜脱臼、水晶体脱臼、眼内レンズ脱臼症例などでは、硝子体手術を併施した7mm径眼内レンズの強膜内固定を基本術式としております。

また、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術については、選定医療として行っております。こちらも他の白内障手術と同様に入院治療になります。国内承認の多焦点眼内レンズを2社採用しております。多焦点眼内レンズの、メリットとデメリットをご理解いただいた上で実施しております。