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神経眼科外来では、外来終了後には症例検討会を行うことで、施行した検査や診断、治療方針に問題がないかを皆で確認しております。必要時は、放射線診断医や内科専門医とディスカッションを行い、他科との連携も密に行っております。また、神経眼科の世界的権威である、愛知淑徳大学の柏井聡教授にもディスカッションに参加してもらうなど非常に充実した診療体制となっています。神経眼科では、症例を一例一例深く掘り下げて考察することで新たな知見が得られることが多いため、学会発表や英語論文などの形で精力的に症例報告をおこなうことで新知見を広く共有できるようにしています。
また、臨床研究としては、京大眼科の強みであるイメージング研究を視神経疾患にも応用し、オリジナリティの高い研究を行っています。更に、神経眼科疾患は多岐にわたる反面、疾患1つ1つの症例数は多くないこともあり、海外施設との共同研究や、日本神経眼科学会主導の多施設研究にも参加し、治療法が確立していない神経眼科疾患の病態解明や治療法開発に取り組んでおります。
当外来では斜視弱視外来と連携して、前向き観察研究を行っています。どちらの専門外来を受診された方にも参加を呼びかけておりますので、ご協力をお願いいたします。(畑 匡侑)