2023/11/6(月)
森野 数哉先生が米国眼科学会でBest Paper賞を受賞しました!
2023/11/3-6まで米国眼科学会(AAO: American Academy of Ophthalmology)がサンフランシスコで開催されました。
AAOは世界中の眼科医や眼科関連企業が一堂に会し、最先端の研究と講演が行われるアメリカ最大の学会です。
演題採択率はposterでも30%程度、paperでは4%程度と非常に狭き門ですが、今回幸運にも我々の研究がpaperとして採択され、上司の三宅先生と森野で参加させていただきました。
初めての海外学会のオーラルでの発表で不安も多かったですが、今回のこの学会に参加できるのをとても楽しみにしていました。自身の演題は「強度近視におけるゲノムワイド関連解析を用いた遺伝的探索」で、遺伝の影響が強く東アジア人に多い強度近視に対して遺伝的背景の解析を行いました。
なんとか内容の発表は拙い英語ながら乗り切ることができましたが、質疑応答では英語での返答に詰まってしまい三宅先生に助け舟を出していただきました。自身の英語でのコミュニケーション能力向上が必要なことを痛感する中、光栄にもBest Paper賞をいただくことができました。まさかの事で非常に驚きましたが、加齢黄斑変性の遺伝学的研究は盛んに行われている中、今後増加が見込まれる強度近視をターゲットにした遺伝学的研究の視点をご評価いただけたようでした。
その他学会では一般口演を拝聴し、最先端の治療やAIを用いたビックデータ解析が実臨床に応用されてきていることを学ぶことができ、非常に刺激的な学会となりました。
学会の合間にはウォルト・ディズニーファミリーミュージアムに行ったり、港でのクラムチャウダーに舌鼓を打つことができ、観光も楽しむことができました。
今まで表彰には縁のなかった私ではありますが、人生で初めてこのような光栄な賞をいただくことができ、忘れられない学会参加となりました。
大学院生 森野 数哉