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教室ニュース

2019/9/19
第3回京都眼科ネットワークセミナー

第3回京都眼科ネットワークセミナーが京都ホテルオークラで開催されました。
本セミナーは、京都の診療所や病院と京大眼科との距離がより一層近づくことを目的に、辻川教授の発案で毎年秋に開催されています。前半に一般演題として京大眼科から5題、診療内容や研究の取り組みに関して紹介を行った後、後半には神戸アイセンターの栗本康夫先生をお招きし、「原発性閉塞隅角病(PACD)の診断と治療」についてお話しいただきました。
ご講演にもあったように、閉塞隅角緑内障は急性緑内障発作などが起きてしまうと予後不良ですが、白内障手術を代表とした予防治療を早期に導入することで制御可能なことが多い病態でもあります。そのためには、全ての眼科診察において中心と周辺部の前房深度を必ず確認すること、狭隅角を疑ったら面倒がらずに隅角鏡を入れること、以上二点の重要性を強調されていたのが印象的でした。
日常診療の多忙な中では実践が大変かもしれませんが、心がけさえすれば眼科医であれば誰でもできることですので、本セミナーの参加者に対して良いメッセージを送っていただけたのではと思います。

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